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燃料費等調整単価は次の算式に基づき、燃料価格調整単価と市場価格調整単価で構成されます。
火力発電に必要な燃料(原油・LNG(液化天然ガス)・石炭)の輸入価格に応じて電気料金を調整する金額のことです。市場や為替などの外部要因により変動し、供給エリアごとに貿易統計から計算されます。
需給バランスや発電コスト等の変動によって価格が変動するスポット市場からも当社は電気を調達しており、この市場価格の変動に応じて電気料金を調整する金額のことです。供給エリアごとに日本卸電力取引所が公表する電力市場価格を用いて計算されます。
(対象エリア)特別高圧・高圧をご契約の北海道、東北、東京、中部、北陸、関西、中国、九州
算定に用いる各項目は以下の定義となります。
●平均燃料価格 = A × α + B × β + C × γ A = 各平均燃料価格算定期間における1klあたりの平均原油価格 B = 各平均燃料価格算定期間における1tあたりの平均LNG価格 C = 各平均燃料価格算定期間における1tあたりの平均石炭価格 α・β・γ = 原油換算平均価格を算定するための係数 ●基準燃料価格 = 料金設定の前提となる平均燃料価格 ●基準単価 = 平均燃料価格が1,000円/kl変動した場合の電気料金単価への影響額
・燃料価格調整単価の単位は1銭とし、その端数は、小数点第1位で四捨五入いたします。また、一部エリアでは端数処理の定義が異なります。 ・平均燃料価格、基準燃料価格、基準単価は供給エリアおよび受電圧区分ごとに異なります。 より具体的な算定諸元については電力需給契約書をご確認ください。
●平均市場価格 = X × x + Y × y X = 各平均市場価格算定期間における電力市場価格の平均値 Y = 各平均市場価格算定期間の供給エリア毎に定めた時間帯における電力市場価格の平均値 x・y = XとYの電力量構成比 ●基準市場価格 = 電力市場価格を元に設定した市場価格の基準値 ●基準市場単価 = 平均市場価格の変動を市場価格調整単価へ反映
・市場価格調整単価の単位は1銭とし、その端数は、小数点第1位で四捨五入いたします。 ・平均市場価格、基準市場価格、基準市場単価は供給エリアおよび受電圧区分ごとに異なります。 ・エリアによっては平均市場価格に対し、市場価格調整が発生しない上限値・下限値を定めている場合がございます。 ・エリアによっては平均市場価格に対し、上記記載の電力量構成比に基づく算定式を用いない場合がございます。 より具体的な算定諸元については電力需給契約書をご確認ください。
燃料価格調整単価は3か月間(=平均燃料価格算定期間)の燃料価格にもとづき算定し、2か月後の電気料金に反映されます。市場価格調整単価はエリアによって期間や反映タイミングが異なります。より具体的な算定諸元や反映される計量期間等につきましては、電力需給契約書をご確認ください。